Madeira Wine
マディラワイン
〜独特の伝統手法で熟成させる酒精強化の個性派ワイン〜
文豪シェークスピアをして「命と引き換えにしてもいい」と言わしめたマディラワイン
スモーキーな香り、ほのかなキャラメル味、デリケートな甘味と酸味
その独特な風味はワインの中でも群を抜く個性派です
< マディラワインの歴史 >
マディラワインとはポルトガル・マディラ島で造られる酒精強化ワインのこと。マディラ島でワインが生産されるようになったのは15世紀中頃からと言われています。帆船時代の17世紀、アメリカ新大陸へ向かう船に積み込まれたマディラワインは、赤道を横切る暑くて長い航海を終えると、ワイン独特のフレーバーが付くことが知られるようになりました。その後、長い赤道付近の航海によって加熱しワインに独特のフレーバーを与えるという手間のかかる方法に代わって、島内で加熱熟成させる工程が開発され「長い航海」と同様の風味をもたらす事ができるようになってきました。この加熱熟成させる方法がマディラワインの最大の特徴と言えます。
酒精強化は18世紀頃から行われるようになり、現在のマディラワインのスタイルになります。
また、19世紀後半(1864年)には、ヨーロッパ各地で被害をもたらしたフィロキセラなどの病害によりマディラワインも大きな打撃を受けました。
病害に対しては、アメリカ品種のブドウの台木にマディラの品種をつぎ木することでブドウ栽培は回復していきました。
マディラワインは、公的管理機関であるIVM(マディラ・ワイン・インスティトゥート)によって、葡萄の産地や品種、熟成機関などが細かく定められています。
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入門編
Blandy's
ブランディーズ社
1811年に設立された200年以上の歴史あるワイナリー。
リッチなスタイルが特徴で、世界中のコンペティーションでも品質の高さを認められています。
Boal 5 Yeras Old(ボアル 5年)..................................................................................45ml ¥700
澄んだ琥珀色、ゴールドの色調。ドライフルーツ、バニラの香り。食後に…
また、フルーツやミルクチョコレートハードタイプのチーズとよく合います。
Vinhos Barbeito
ヴィニョス・バーベイト社
1946年にマリオ・バーベイトによって設立。「少量でも品質の良いマディラワイン造り」という創業者の想いを現在も引き継ぎ、家族経営ながらマディラを代表するワイナリーです。
1991年に日本企業の資本参加もあり、革新的で本質的なマディラワインを生み出しています。
Boal 10 Yeras Old(ボアル 10年).............................................................................45ml ¥1,100
金色がかった淡い琥珀色。蜂蜜やレーズン、バニラを思わせる凝縮した香り。酸と甘さのバランス
は抜群。2008年洞爺湖サミットのワーキングランチでも採用された、折り紙付きの品質です。
マスターのお勧め
Pereira D'Oliveira
ペレイラ・ドリヴェイラ社
1850年にジョアン・ペレイラ・ドリヴィエラによって設立された歴史ある生産者で、古くから受け継がれる伝統を重んじ、品質を維持し続けるワイナリーです。
<ヴィンテージ マディラ>
☆Verdelho 2003(ヴェルデーリョ2003)..................................................................30ml ¥1,200
☆Boal 1982(ボワル1982.........................................................................................30ml ¥2,500
☆Maivazia 1907(マルヴァジア1907).....................................................................30ml ¥10,000